定義と対象範囲

SPFとDMARCを補うメール用DNS設定です。

本番設定を変更する前に、結果の意味と適用限界を確認してください。

仕組み

DKIMはselector._domainkeyに公開鍵を置きます。MTA-STSはDNSで版を示しHTTPSでポリシーを配布、TLS-RPTは暗号化レポート、BIMIはブランド表示先です。

読み方

DKIMセレクターは送信設定で決まり、確実には発見できません。MTA-STS TXTだけではHTTPSポリシーの稼働を証明しません。

正しい例と誤った例

正規化した例を比較します。技術値には文書用範囲と予約名を使用しています。

正しい例
selector1._domainkey.example.com TXT "v=DKIM1; k=rsa; p=..."
誤りまたは誤解を招く例
unknown._domainkey.example.com → DKIM = ∅
要素役割
DKIMselector._domainkeyv=DKIM1; p=…
MTA-STS_mta-sts TXT onlyv=STSv1; id=…
TLS-RPT_smtp._tlsv=TLSRPTv1; rua=…
BIMIselector._bimiv=BIMI1; l=…

よくある問題

空のpは鍵失効、未知のセレクターはDKIM不在の証明ではありません。古いIDや不正な報告URIも典型です。

実践チェックリスト

送信基盤とセレクターを一覧化し、鍵を重複期間付きで更新し、DMARCとTLS報告を先に確認します。

標準と一次資料

プロトコル動作は一次仕様で定義されます。事業者資料は運用要件を追加できますが、標準の代わりにはなりません。